K様邸 平屋建て
築100年の古民家にお住まいのK様から相談を受けました。
老朽化がすすんでいましたが、
2024年元日の地震によって更にダメージを受けて、倒壊が懸念されるようになりました。
そこで、同一敷地内に別棟の住居を新築することに。

これまでの住居は広くて維持が大変だったとのこと。
コンパクトながら暮らしやすい平屋を選択。


構造は柱と梁がしっかり入った在来軸組に、構造パネルを福家独自の方法で組み込んだ高強度な造りで、
多少の揺れにはビクともしません。
間取りは使い勝手を重視して、何度もK様と練り直しました。
玄関に入ると、アンティークなチェックガラスを使った引き戸が安心感を与えてくれます。


これまでの住居は当時の建築の落ち着いた雰囲気がありましたが、
今回は白を基調としたシンプルで明るい空間で、気分も晴れやかになるようにしました。


廊下を極力無くして動線を短くする工夫をしました。
その結果コンパクトながらも居室は十分な解放感が得られ、コストも抑えることができました。

居室もそうですが、水回りに関しても照明だけではなく自然光を取り入れ、
より清潔感がありリラックスできるようにしました。



住宅においても地震に備えることは重要です。
倒壊などの不安をなくして、安心して生活していただけるように工夫しました。
快適な暮らしができるように願っています。
K様、ありがとうございました!